近年話題の「代理出席」業。
結婚式などで、依頼人の友人役や親族役として出席する仕事です。
結婚式の場合、新郎新婦側の「遠方で来られない友人が多いが相手方と人数を合わせたい」、「離職直後で出席してもらえる会社関係者がいない」といった理由で代理出席者を求めるケースが多いようです。
そこで依頼を受け、挙式や披露宴に参加します。
多くは新郎や新婦の「友人」や「会社関係者」として出席し場を盛り上げ、必要ならばスピーチや余興も行います。
報酬は、平均月8万円程度だそうです
では、代理出席の副業について、詳しく説明していきます。
<目次>
・代理出席のやり方!
代理出席のやり方!
仕事を得るまでの一般的な流れは、まず代理出席業者のサイトの応募フォームから登録します。
自己PRやプロフィール写真を送付後、書類選考や面接を経て、通過したら依頼を待つだけです。
面接では初対面の相手とスムーズに雑談ができるか、コミュニケーション能力も見られています。
人気の代理出席一覧
代理出席業には、結婚式ををはじめ、葬儀、パーティ、セミナー、合コンなどがあります。
業者は、大手ではアクティブエージェントサービスが有名です。
また、愚痴聞きや荷造りの代行などユニークなサービスを行うファミリーロマンスもあります。
では、人気の代理出席の一覧を紹介します。
【人気の代理出席】
・結婚式の代理出席
報酬は、大手A社=1日5000~8000円。B社=6000円十引き出物、スピーチや余興ができると+4000円。多くて1万5000円のケースも。クリーニング代などの実費は自己負担
報酬:1回6,000円程度
・父親・母親・恋人代行
学校の面談や入学式、授業参観などのイベントで、父親代わり、母親代わ引こ代理出席してほしいというニーズ。親に対して、お見合いを断る口実として彼氏役になってもらう「恋人代行」なども。
報酬:1時間2,000円程度
・葬儀の代理参列
葬儀の知らせは突然のため、こと遠方に住む人は参列困難。それでも香典を持っていった実績はほしい、といった人のための代理参列。報酬は、A社は1回4000~6000円程度、B社は時給2000円程度
報酬:1回4,000円程度
・合コン
合コンの数合わせやキャンセルの穴埋めなどに。引き立て役として自分は控えめにしつつ、要所要所で依願人をうまく立てられる人が理想だろう
報酬:1時間2,000円程度
・パーティ・セミナーの代理出席
「主催者の顔を立てるため」「人数調整のため」「お祝いを届けるため」「欠席だと失礼だから」などの理由で頼まれる。ただ参加するだけでなく、TPOに応じた立ち居振る舞いや食事マナー、一般常識が必要です。
報酬:1時間2,000円程度
・レポート代行
レポートや論文を期日までに仕上げる、あるいは添削する。東京大学や早慶大、大学院の卒業者など高学歴な人ほどニーズが高い。
結構式の代理出席の内容!
実際の仕事内容は?
30回以上結婚式に代理出席してきAさんのケースをお話しましょう。
登録して間もない頃は1か月に1~2回、ただ出席するだけだったそうです。
3回目からスピーチを行い、徐々に受付や余興なども。回数を重ねるにつれ友人役として振る舞うことにも慣れ、依頼人の同僚に話しかけられても自然に対応できるようになったようです。
徐々に仕事や報酬も増え、今は多くて月4回、報酬は出席だけで1万円、スピーチや余興もすればプラス2000円稼いでいるようです。
1日で2万3000円を頂いたこともありるとのこと!
結構式の代理出席の流れと実態!
結婚式の代理出席でニーズが高いのが友人役で、20~30代が最多層です。
しかし、さまざまな仕事のケースがあるので、どんな年齢層の方でも依頼がくる可能性があります。
「依頼は、早くて挙式の3か月ほど前、急なケースだと前日や当日の朝ということもあるようです。
基本的には、依頼を受けたらまず依頼人、業者、代理出席者らの三者で事前打ち合わせをします。
私たちは依頼人とどういう関係で、いつからいつまで親しくて、どういう思い出があったか事前に打ち合わせします。
また、祝儀はいくらかなど。
余興やスピーチをするなら、その内容も業者の社長と一緒に詰めます。
その後、本番までに同じ代理出席者と集合時間などをメールで共有します。
そして当日、まず行きの電車で自分の役柄を復習します。
大抵聞かれることは決まっているので想定問答を頭に叩き入れるのです。
会場で代理出席スタッフのチームと集合したら、事務所に一報を入れ、事前に依頼人経由で渡されたご祝儀を
携えて受付へ。
そこでも打ち合わせで決めた呼び名で呼び合い、設定が高校の部活仲間ならその思い出話や近況を語り合います。
ここで敬語を使ってよそよそしくすると不自然なので、打ち合わせに来られなかった初対面のスタッフにも親しく振る舞える演核力と対話力は不可欠です。
会場ではスタッフ同士で同じテーブルに座ります。
大抵、実際の友人らとは同席しないよう配慮されます。
二次会まで出る場合はそのまま流れ、ここで引きあげる場合は業者に一報を入れ業務終了です。
最後まで、友人としての表情を崩さないそうです。